フリーランスWebデザイナーのKEIです。
「文系の新卒学生でもWebデザイナーになることはできるのかな?」
「文系からWebデザイナーになるためには、どうやって就職活動を進めればいいんだろう?」
「文系就活の場合、ポートフォリオはどうやって準備すればいいの?」
…と、このように悩んでいませんか?
「Webデザイナー」というと、大学でデザイン系の学部や、情報系など理系を卒業していないと、なれないイメージが強いですよね…。
私は今でこそWebデザイナーとして仕事をしていますが、昔は「文系だとWebデザイナーなんて無理なんじゃないかな…」と思っていました。
KEI
ですから、文系新卒からWebデザイナーを検討しているけど、不安に思う気持ちはよくわかります。
でも安心してください。文系の新卒学生でも、Webデザイナーになることはできますよ!
KEI
文系の新卒学生でもWebデザイナーになれる理由をはじめ、どのように就職活動をすれば文系からWebデザイナーになれるか、本記事でまとめて解説します。
本記事でわかること
- 文系から新卒でWebデザイナーになれる理由
- 文系の新卒学生がWebデザインを最短で習得する方法
- 文系の新卒学生がWebデザイナー就職に成功する就活のコツ(ポートフォリオの準備のコツなど)
私は現在フリーランスのWebデザイナーとして仕事をしています。
KEI
何を隠そう、実は私も文系出身でして、未経験からWebデザインを学び、今ではフリーで収入を得られるまでになりました。
私は転職関連の仕事にも関わっており、文系Webデザイナーの採用支援も経験してきました。その中で、Webデザイナー就職に成功する人、逆に失敗する人の特徴も見てきました。
KEI
そのような経験をもとに、文系学生のWebデザイナー就職事情について解説しますね。
関連記事現役WebデザイナーがおすすめするWebデザインスクール7社比較【評判がいい】
現役WebデザイナーがおすすめするWebデザインスクール6選比較【評判がいい】
目次
文系でも新卒でWebデザイナーになれる2つの理由
KEI
新卒の文系学生でもWebデザイナーになれる理由は大きく2つあります。
- Webデザイナーは文系理系関係ない仕事だから
- 文系からWebデザイナーに就職している人が多いから
KEI
上記2つです。それぞれ解説しますね。
1. Webデザイナーは文系理系関係ない仕事だから
まず一つ目は「Webデザイナーの仕事が文系・理系関係ない仕事だから」です。
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Webデザインの仕事を例に出しながら解説しますね。
例:バナー制作
例えば「バナー制作」。
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バナーとは、上記右側にあるような、広告で利用する画像と文字が入ったクリエイティブです。
こういったバナー制作の仕事はIllustratorやPhotoShopのスキルがあればできます。
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そしてIllustratorやPhotoShopを利用するにあたり、理系の知識は必要ありません。
例:ロゴ制作
ロゴ制作は上記のようなWebサイトや会社のロゴを作る仕事です。
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必要なスキルはバナー制作同様、IllustratorやPhotoShopです。同じく理系知識は必要ありません。
例:Webサイトデザインの仕事
また「Webサイトデザインの仕事」とは、その名前の通りWebサイトをデザインする仕事です。
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Webサイトデザインの知識は、理系の知識が必要なイメージがありますが、理系知識がなくても問題なくできます。
どの仕事も理系知識は必要ない【文系でもできる】
このように、Webデザインの仕事と文系・理系は実は関係ない、これが事実です。
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文系学部出身の方であっても、Webデザインの仕事は問題なくすることができるんですよね。
2. 文系の大学・学部からWebデザイナー就職している人が多いから
もう一つの理由は、Webデザイナーは文系の大学・学部出身からなっている人が多いからです。
私自身、Webデザイナーになる前は「Webデザイナーは理系の方が多いのかな?」と思ってました。
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ですが、私が実際にWebデザイナーになってからわかったことは、実は理系よりも文系出身デザイナーの方が多いということでした。
Webデザイナーの約40%は文系【理系、美術系学生の2倍以上】
少しデータをお見せしますね。
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約8年ほど前のデータになりますが、Webデザイナーの出身学部は以下の通りになっています。
引用:Webデザイナー白書
- 文系:約40%
- 理系:約20%
- 美術系:約20%
- その他:約20%
つまり、Webデザイナーの数は、理系よりも文系の方が約2倍多いんですよね。
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私は転職支援の仕事もしているため、Webデザイナーの直近の就職事情について解説すると、未経験からWebデザイナーになっている人の「約半分以上は文系」となっています。
例えば、経済学部出身で理系・デザイン系知識が全くない学生さんだったり、文学部出身で、ずっと理系・デザイン科目が苦手だった文系学生さんなどです。こういった文系出身の方でも、Webデザイナーになっているんですよね。
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このように、Webデザイナーは理系より、むしろ文系の方が多いです。つまり、文系出身でも全く問題なく、Webデザイナーになることは可能なんですよね。
文系から新卒でWebデザイナーになるポイント【Webデザインの勉強が必要】
上記の通りで、あなたが文系からWebデザイナーになりたい場合は「Webデザインの勉強」が必要です。
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なぜなら、Webデザイナー就職する際は、Webデザインの知識やスキルが最も評価されるからです。
ここではWebデザイナーの就職活動の理解をより深めるために、
- 普通の就職活動
- Webデザイナーの就職活動
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この2つを比較してみましょう。
普通の就職活動は「ポテンシャル採用」
まず新卒の就活の場合、多くの場合は「ポテンシャル採用」です。
ポテンシャル採用を一言でいうと、今のスキルや能力ではなく、将来のスキルや能力に賭けて、採用を行う手法です。
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ポテンシャル採用の場合、今の時点でスキルがなくても、内定を取ることができます。
ポテンシャル採用の就活で内定を取る人の特徴
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私は多くの新卒の方を見てきましたが、就活でうまくいくタイプを一言でいうと「サークルのリーダータイプの方」です。
誰とでも仲良くなり、気遣いができ、盛り上げもできて、いつの間にか人が周囲に集まっている。
大抵の場合、こういったタイプの人が内定を多く勝ち取ります。
一方、物静かであり、あまり人とコミュニケーションが得意じゃない。こういった方の場合は、なかなか内定を取れなかったり、就活で苦しむケースも多く存在します。
Webデザインなら「スキル」でカバーできる
一方のWebデザイナーは別です。
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なぜなら新卒でWebデザイナーを目指す場合、ポテンシャルだけでなく、スキルの面でも判断されるからです。
例えば、人とコミュニケーションが苦手な方であっても、Webデザインのスキルがあれば、それだけでも内定を取ることができます。
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コミュニケーションが苦手、人間力で勝負できない、そういう方でも、Webデザインのスキルがあれば、コミュ力お化けにも勝つことができます。
このように、新卒からWebデザイナーを目指す場合は「スキル」さえ身につけておけば、ポテンシャルで戦えなくても問題ないです。むしろスキルさえあれば採用されることも多いです。
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これが普通の就職活動と、Webデザイナーの就職活動の違いですね。
学生のうちにWebデザインを学んでおくべき
だからこそ、あなたがWebデザイナーになりたい場合や、就職活動で失敗したくない場合、学生のうちからWebデザインを学んでおくと良いですね。
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そうすれば、これまでの学歴やあなたのタイプ関係なく、就活が苦手であっても、Webデザイナー就職できる確率がグッと上がるからです。
Webデザイナーになっておけば、キャリアの選択肢も広がる
また、一度Webデザイナーとして経験を積んでおけば、その後にWebディレクターなどにキャリアチェンジすることもできるメリットもあります。
このように、学生のうちにスキルさえ身につけておけば、就活で失敗する可能性も大きく減りますし、何より未来の選択肢が広がります。
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だからこそ、今のうちからWebデザインスキルを勉強しておく。それが文系学生の方にはおすすめなことですね。
文系からWebデザインを学ぶ2つの方法
KEI
文系学生がWebデザインを学ぶ方法は大きく2つあります。
- 独学で勉強する
- Webデザインスクール(学校)に通う
結論、上記2つです。
おすすめはWebデザインスクールに通って勉強すること
中でもおすすめはWebデザインスクール(学校)に通って勉強することです。
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なぜなら独学よりもスクールの方が、就職に必要なデザインスキルが短期で身につくからです。
Webデザイン習得までの期間
以前「Webデザイン習得に必要な勉強時間とは【現役Webデザイナーが解説】」の記事で解説しましたが、独学とWebデザインスクールの学習時間は以下の通りとなっています。
- 独学で学ぶ場合:6ヶ月〜1年程度
- Webデザインスクールで学ぶ場合:2ヶ月〜3ヶ月程度
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つまり、独学の場合は約3倍以上も、スキルを習得するまでに時間がかかるんですよね。
Webデザインスクールで学習すれば就活も有利に進めやすい
さらに言えば、Webデザインスクールで体系的スキルを学んでおけば、就活を有利に進めやすいです。
なぜなら前述通り、Webデザイナーはスキルで評価されるからです。
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ですから、学生のうちから体系的にWebデザインを学んでおけば、それだけでも同年代の人と差をつけることができます。
学生が安価に学べるWebデザインスクールを活用しよう
なお、最近は「学割」が使える安価なWebデザインスクールや、料金が良心的で質も良いスクールが存在します。
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こういった学生に優しいWebデザインスクールを使えば、学生でもお得に、Webデザインを学ぶことができます。
参考までに、学割利用できるスクールや、学割はないものの、学生のお財布事情にやさしいおすすめWebデザインスクールは「現役WebデザイナーがおすすめするWebデザインスクール7社比較【評判がいい】」で紹介しています。
KEI
上記記事のスクールを利用し、2〜3ヶ月勉強する。これだけでも、Webデザイナーの就職活動前の準備としては十分ですよ!
現役WebデザイナーがおすすめするWebデザインスクール6選比較【評判がいい】
以上が、文系学生がWebデザインを学ぶ方法です。
文系学生がWebデザイナー就職・就活を有利に進めるコツは?【ポートフォリオを作ること】
結論、ポートフォリオを作っておくことです。
ポートフォリオとは?
KEI
ポートフォリオとは「あなたの経歴」や「保有スキル」これまで作ってきた「制作物」などをまとめたものです。
◎あなたのプロフィール
✔︎ これまでの経歴や実績:どんな仕事をこれまでやってきたか
✔︎ あなたができること:保有スキルや資格など
✔︎ 将来やりたいこと:こんなことをやっていきたいということ。志望企業の事業とマッチしていることが重要
◎制作物の紹介
✔︎ 制作した制作物のタイトル
✔︎ 写真などビジュアルで伝わるもの
✔︎ 制作物に関するコンセプトなどの補足
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通常はWebサイトの形で用意して企業へ提出をしますので「Webサイト」としてポートフォリオをまとめることになります。
ポートフォリオがあると、文系の就活は有利になる
このポートフォリオがあると、就活は一気に有利になります。なぜなら、あなたの持っているスキルを正しく企業にアピールできるからです。
文系でアピールできる経験がない方や、面接が苦手な方でも、ポートフォリオがあれば、経験・スキル不足をカバーしてくれるんですよね。
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もちろん、ポートフォリオを作るためには「制作物」が必要です。なので、まずは制作物を作ることが必要です。
ただこの点はご安心を。なぜなら前述した現役WebデザイナーがおすすめするWebデザインスクール7選比較【評判がいい】にあるWebデザインスクールであれば、カリキュラムを通じて制作物を作ることが可能だからです。
KEI
つまり、完全初心者であっても、スクールを数ヶ月利用すると、就活を有利に進められる「あなただけの制作実績」が手に入ります。
制作実績を実際に作る過程で、簡単なWebサイトくらいは作れるスキルが身につきます。
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ですから、スクール卒業後に自前で簡単なWebサイトを作るとさらに良いでしょう。そちらもポートフォリオに加えれば、更に有利に就活を進めることができますよ!
文系学生が就職を成功させるポートフォリオの準備方法
ポートフォリオの作り方についても、Webデザインスクールでイチから学ぶことができます。
最近は「ポートフォリオ作成サービス」もあります。例えば以下のようなサービスですね。
KEI
こういったサービスを使えば、簡単にポートフォリオを作ることができます。
いずれにしても、ポートフォリオを作るためには、元となる制作実績が必要です。
KEI
ポートフォリオに載せるための制作実績を作るべく、短期間でも良いので、スクールは利用しておくことが必要ですね。
最近は「制作実績とポートフォリオ」をカリキュラム中に準備できるスクールも
中には「制作実績もポートフォリオも、一人で準備できる自信がない…」という方向けに、企業にそのまま提出できるクオリティの制作実績・ポートフォリオ作りまでサポートしてくれるWebデザインスクールもあります。
こういったスクールを使えば、文系未経験でも良質な制作実績とポートフォリオを作れるため、就活をさらに有利に進めることが可能です。
KEI
ポートフォリオ作りが充実したスクールは「現役WebデザイナーがおすすめするWebデザインスクール7社比較【評判がいい】」でご紹介しています。
「プロのサポートのもと、制作物とポートフォリオを準備し、とにかく就活を有利に進めたい方」は、ぜひチェックしてみてくださいね!
現役WebデザイナーがおすすめするWebデザインスクール6選比較【評判がいい】
文系から新卒Webデザイナーを目指す際によくある質問
KEI
私が転職支援の仕事をしている中で「文系学生からよくいただいた質問」もまとめてみました。文系からWebデザイナーを目指す際に参考になると思います。
文系学生はどんな会社に就職できる?Web制作会社?【就職先は幅広い】
結論、就職先は幅広く選べます。
KEI
例えば他人のサービスを制作する「Web制作会社」はもちろん、自社でWebサイトやサービスを運営している「事業会社」のWeb部門に就職することもできます。
前者の「Web制作会社」はメジャーな就職先ですね。
KEI
Web制作会社には様々な案件があるため、Webデザインスキルを幅広く習得できます。
後者の「事業会社」は働きやすい優良企業が多いです。イメージでいうとYahooやGoogleなどですね。この2つは超大手ですが、自社でサービス運営している事業会社は世の中たくさんあります。
KEI
このように、Webデザインを勉強しておけば、文系学生からでも上記のような就職先に就職が目指せます。
文系新卒からいきなりフリーランスのWebデザイナーになれる?【可能だけどあまりおすすめしない】
結論、可能ですが、あまりおすすめしません。
なぜなら、会社員としての実務経験があった方が単価が上がるからです。
フリーランス向けの高単価な仕事には「実務経験1年以上」などの求人が多いです。
KEI
高単価案件に応募する際は、実務経験が一切ないと、案件を受けられないことも多いんですよね。
もちろん、単価を選ばなければ、スキルさえあれば、すぐに フリーランスになることはできます。それこそ月10〜30万円くらいなら、個人で頑張れば稼げます。ただそれ以上になると、実務経験があった方が有利になりますね。
KEI
ですから、一度Webデザイナーとして実務経験を積むことが、個人的にはおすすめですね。一見遠回りにも見えますが、実は一番近道です。
一度Webデザイナー就職し、副業することもおすすめ
どうしてもフリーランスでやっていきたい方におすすめなのは、Webデザイナーの会社員として働きつつ「副業」することです。
なぜならこの方法であれば、給料をもらいながらWebデザイン経験を積みつつ、フリーランス的な働き方も経験できるからです。
KEI
こうやって二足のわらじで行動していけば、早いうちにフリーランス独立はできますよ。
さらにいえば、この手順の方が間違いなく安定します。
まとめ
- 文系でも新卒でWebデザイナーになることが可能な理由は「Webデザインは文系理系関係ないものだから」「文系からWebデザイナーになっている人は多いから(理系のや美術系の2倍以上)」の2つ
- 文系からWebデザイナーを目指すならWebデザインの事前学習が必要
- 文系からWebデザインを勉強するなら「スクール」がおすすめ
- スクールでスキルと制作実績を作り、ポートフォリオを用意して就活に臨めば有利になる
述べてきた通り、文系からでもWebデザイナーになることは可能です。そのためには「Webデザインの学習」が必要とお話ししました。
KEI
就活ギリギリのタイミングにWebデザインを始めると少し遅いので、早いうちからWebデザインを学んでおき、武器を作っておきましょう。
最後にWebデザイナーは好きを仕事にしている人が多い仕事です。「リモートワーク」や「在宅勤務」など場所に縛られない自由な働き方もできます。
KEI
一度Webデザイナーになっておけば、キャリアの選択肢を多く持つことができますし、控えめに言っても、おすすめな仕事ですよ!
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