フリーランスWebデザイナーのKEIです。
この記事では以下のように悩んでいる方向けに、Webデザイナーの需要や今後の将来性を解説し「Webデザイナーはこれからなくなる?いらない?」について答えていきます。
- 「Webデザイナーになりたいんだけど、これからもWebデザイナーの需要はまだあるの…?」
- 「Webデザイナーの将来性って実際どうなの?増えすぎてもういらない?オワコン?」
- 「Webデザイナーはすでに数が多すぎて、今後は仕事がなくなるのでは?」
私自身、未経験からWebデザインを身につけ、今ではフリーランスWebデザイナーとして活動をしています。
KEI
私含めて多くのWebデザイナー志望者/Webデザイナーが気にしていることが「Webデザイナーの需要や将来性」です。
中には「Webデザイナーの仕事は今後なくなる」「Webデザイナーは多すぎ」「Webデザイナーは増えすぎだからもういらない」という意見もあり、考えるだけでも怖いものです。
KEI
そこで本記事では、2024年時点のWebデザイナーの需要や将来性について、以下の項目でリアルな実態を解説します。
本記事でわかること
- Webデザイナーの需要(=Webデザイナーの現在について)
- Webデザイナーの将来性(=Webデザイナーの将来や今後について)
- Webデザイナーとして需要ある存在であり続けるための生存戦略
結論
- Webデザインの仕事だけでは、Webデザイナーの需要は今後減っていく
- 転職・副業・在宅などで普通に食べていくだけなら、Webデザイナーは今後も有望な仕事である
- Webデザインだけでなく、別のスキルも掛け合わせると、これからも将来性の高いデザイナーでいられる
以上が結論です。需要については事例も出しつつ、Webデザイナーの「現在」と「未来」について徹底考察します。
- これからWebデザイナーになりたい未経験の方
- すでにWebデザイナーとして働いている方
KEI
どちらにとっても、得るものがある内容だと確信しています。
著者の経歴
私はフリーランスWebデザイナーとして活動しながら、転職関連の仕事にも携わっています。
これまで多くのWeb企業の経営者や人事部長とも日々お会いしていますが、その過程で、需要が増えているWebデザイナーと需要が減ってきているWebデザイナーの違いを把握してきた立場です。
KEI
それらの経験から、Webデザイナーの将来性や今後について話をしていきます。
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目次
Webデザイナー需要は?多すぎ?増えすぎてオワコン?【現在の需要を知る】
まずはWebデザイナーの需要について、現状を知ることから始めましょう。今回は、
- Webデザイナーの海外の需要
- Webデザイナーの国内の需要
KEI
この2つの切り口で、Webデザイナーの現状を見ていきますね。
Webデザイナーの海外の需要
まずはWebデザイナーの海外での需要について。
KEI
ここでは、世界のWeb産業の中心である「アメリカ」のWebデザイナー需要を見ていくことで、世界的な需要・トレンドをチェックしていきます。
事例:アメリカでのWebデザイナーの需要
まず、アメリカのWebサイト「Lifewire」では、現在のWebデザイナーの需要について、以下のように解説をしています。
Every organization from large corporations to small non-profits needs a website, so the outlook for web design jobs will remain promising for the foreseeable future.
要約すると「大企業から中小規模の組織まで、あらゆる企業や組織がWebサイトを求めています。そのため、Webデザイナーの仕事は今後も残る見通しです」という状態です。
この状態を別の視点で見ると、例えば私は友人にWebデザイナーが多く、海外で働くWebデザイナーも多いです。
そして海外では「フリーランス」などの個人事業や「スタートアップ」として起業をする方が多いです。
KEI
特にアメリカでは、フリーランス・スタートアップの動きは顕著で、国民全体の約半数以上がフリーランスという統計もあります。
そういった方々のWebサイトに対するニーズはとても強いです。なぜなら彼らが仕事を得る際には、Webサイトは重要な役割を果たすからです。
確かに、Webデザイナーの数は増えています。ですがそれ以上に仕事も多いことから、海外のWebデザイナーのフリーランスも、仕事は常に多く抱えている状態です。
KEI
このような定性事実と、上記記事で書かれていることは一致しているため、Webデザイナーの現在地を図る上では一定正しいと思います。
世界のトップ企業はIT企業である
別の視点で言えば、現在の世界トップ企業はGoogle、Amazon、Apple、Microsoftなどで、どの企業も「IT」です。
特に検索エンジン大手の「Google」など、世界の潮流を生んでいるIT王者の一社です。
KEI
こういった会社が世界のトップでい続ける限りは、インターネットの需要は今後も底堅いことは、固く見通せるかと思います。
もちろんWebサイトについては、今後5年、10年と経過するごとに、もしかしたら姿形を変えることもあるかもしれません。
KEI
ですが、Webが世の中に存在し、人々に求められ続ける以上、今後も何かしらの形でWebデザイン需要はあり続けるものだと推測できます。
Webデザイナーの国内の需要
次に「国内のWebデザイナーの需要」も見ていきます。
日本有数の転職サイト「dodaの転職市場予測」によると、Webデザイナー含むWeb系クリエイティブ全体は「求人数が需要が底堅い状態」となっています。
KEI
大きな増減はない一方で、求人件数は潤沢にある、という状態ですね。
これは私自身が転職事業をやっていて感じる感覚とも同じで、企業の多くはWebデザイナー含むクリエイター職を必要としています。
KEI
「Webデザイナーはもう多すぎ」という声もあり、確かに増えています。
ですがいまは、Web業界だけに限らず、不動産・メーカー・金融などあらゆる産業で、Webデザイナーの需要が高いです。
自社でWebデザインを内製化したい企業は、自社でWebデザイナーを採用します。ですから、Web制作会社やWeb事業会社に限らず、他業界においてもWebデザイナーのニーズは底堅いことが実情ですね。
EC関連は需要が底堅い
さて、その中でも特に需要が高いのは「EC系」です。
KEI
いまはEC関連の事業が伸びている企業が多く、結果、EC周りができるWebデザイナーの需要も高くなっています。
今後の時代、これまでは対面で物を売っていた個人や企業も、今後はネットを通じて物を販売することが必要です。そういう時に、Webデザイナーのスキルは求められるからこそ、EC領域は現時点で需要が高く、今後も将来性が高い領域です。
KEI
事実、私自身デザイナーとして仕事をする中でも、ECサイト観点の引き合いは多くいただきます。転職事業においても、ECサイト関連のWebデザイナーの需要はやはり底堅いですね。
Webデザイナーの数ももちろん増えてはいますが、それ以上に、国内のWebデザイナー需要は全体として底堅いです。
KEI
これが現在のWebデザイナーの立ち位置です。
Webデザイナーは今後将来性がない?もういらない?なくなる?【これからの需要を知る】
私の結論を言うと、
- Webデザインだけの仕事では需要が小さくなる
- 普通に食べていくだけなら、Webデザイナーは今後も有望
これが結論です。わかりやすく解説します。
Webデザインだけの仕事は需要が減っていく
まず、Webデザイナーとして仕事をしたり、転職事業をやっている身として感じる事は、今はまだ「Webデザイン単体」の需要があります。
KEI
ですが、今後は「Webデザイン単体」だと仕事は減っていくだろうな、ということ。
例えば最近は、初心者がWebサイトを手軽にデザインするためのツールも出てきています。ツールを有効活用すると、手間をかければ、多くの人が簡単なデザインくらいはできるようになります。
一方で現時点では、そこまで手間をかける人がいないのと、意外と面倒なこともあり、Webデザイン単体の仕事需要も底堅いことが現状です。
先ほどご紹介した通り、特にEC周りは需要も伸びています。
KEI
ですが、仮に今後、ワンクリックでWebデザインが完結するようなツールが出てきたときは、Webデザイン単体の需要は、今よりも確実に減ると思います。
なぜなら上記の状態になれば、代替手段ができてしまっているからです。
そういった未来が本当に来るか、来るとしたらいつ来るかは誰にもわかりません。5年後かも10年後かもしれません。もしかしたら20年近く来ないかもしれません。ですが、こればっかりは誰にもわからないんですよね。でも、可能性として近いうちに起こるんだろうなと感じます。
KEI
だからこそ、いつ起こっても良いように、先を見据えて準備をしていく。それこそが今のWebデザイナーに必要なことだと私は感じます。
普通に食べていくなら、Webデザイナーは今後も有望
Webデザイン単体の仕事は減っていくと思いますが、一方で、普通に食べていくだけなら、Webデザイナーは今後も有望です。
KEI
なぜなら、先ほども述べたとおり、国内外でWebデザイナーの需要は底堅く、今後も仕事はあり続けることが固く想定されるからです。
こういった働き方は今後も実現できる
- 企業のWebデザイナーとして給料をもらって働く
- 在宅フリーランスWebデザイナーとして、月20万円の収入を得る
- 副業Webデザイナーとして、本業以外に月5〜10万円を稼ぐ
このような普通の働き方であれば、Webデザイナーの仕事は本当にたくさんありますから、今からでも十分実現できますよ。
スクールなどを活用すれば、未経験でも、上記のような働き方は今から目指せる
それこそ、上記のような働き方は、Webデザイナーの実務経験者だけでなく、完全未経験でも今から目指せます。
例えば最近は、未経験から短期でプロのWebデザイナーを目指せるWebデザインスクールもあります。
スクールはお金こそかかりますが、プロの現役Webデザイナー講師のもと、転職や就職、副業や在宅ワークに必要なスキルを学べます。
KEI
Webデザインスクールで2〜3ヶ月ほど短期集中で学ぶだけでも、最近は未経験からWebデザイナー転職や副業ができるようになった方は多いです。
Webデザインスクールも品質は良し悪しあり【良いスクールを選ぶことが必要不可欠】
Webデザインスクールでスキルを学べば、Webデザイナーとして転職や副業、在宅ワークは目指せます。
ですが、Webデザインスクールといっても質は良し悪しあり、中にはWebデザイナーに必要なスキルが身につかないスクールもあります。
KEI
質の良いWebデザインスクールを選ぶことが、Webデザイナーとして仕事をしていくなら重要です。
参考までに、現役Webデザイナー目線で本当におすすめできるWebデザインスクールは「現役WebデザイナーがおすすめするWebデザインスクール6社比較【評判がいい】」でまとめています。
「ここなら間違いない」と断言できるスクールだけを厳選しています。未経験からWebデザイナーを目指す方は、よければ参考にしてみてください。
人気記事現役WebデザイナーがおすすめするWebデザインスクール6選比較【評判がいい】
現役WebデザイナーがおすすめするWebデザインスクール6選比較【評判がいい】
今後も需要あるWebデザイナーであり続けるための方法
普通に個人が食べていくだけなら、Webデザインスキルだけでも十分です。
ですが、より長期的に活躍し続けられる、需要ある存在であり続けるためにはどうすればいいか。
私の結論は以下の通りです。
- Webデザインx別のスキルを掛け合わせる
基本はこの道です。Webデザインを起点に、別のスキルを掛け合わせていく方法です。
将来性があるスキルと掛け合わせることで、Webデザインスキルが役立つだけでなく、需要あるWebデザイナーとしてい続けることができるからです。
ではどのようなスキルがおすすめか?具体的なスキルを挙げていきます。
1. WebデザインxWebマーケティングスキル
おすすめスキルの掛け合わせ一つ目は「WebデザインxWebマーケティングスキル」です。
なぜならマーケティングがわかることで、企業の売上を上げるデザインができるようになるからです。
企業の「売上を上げたいニーズ」は将来も消えない
企業の「デザインのニーズ」が下がることはあるかもしれませんが、企業の「売上を上げたいニーズ」は将来も消えません。
また「企業の数」は今後も増えていきます。
KEI
今の日本を切り取ってみても、会社員としての給料は上がらず、終身雇用も崩壊しています。
つまり「副業時代」は今後さらに加速していくため、多くの個人が「個人事業主」として活動したり「小さな会社」を作る時代が今目の前にやってきています。
増えていく個人事業や起業に対して、彼らの最大のニーズは、Webサイトをデザインしてもらうことではなく「売上を上げること」です。
ここで「Webマーケティングスキル」があると、彼らに対して「売上UP」という価値を提供できるようになります。
KEI
この状態まで来れば、仕事は引く手数多です。将来仕事に困ることもありません。Webマーケティングがわかる人って本当に貴重ですから。
ネットでサービスや物を売る時代が加速⇨Webサイトニーズは今後もある
しかも今後は、ネットで商品やサービスを売る時代が加速していくため、どの企業も個人もWebサイトのニーズは高くなります。
その点で、Webデザインのスキルがある人は有利です。
でもWebデザインスキル”だけ”ではいけないです。
KEI
Webデザイン+Webマーケティングまでわかることで、価値提供できるからです。
2. WebデザインxUI・UXの設計スキル
前述したマーケティングとも重なる部分はありますが、UI・UXのスキルがあると、デザイナーとしての市場価値は高くなります。
KEI
UI・UXスキルとは、一言で言えばユーザーがサービスを使った時に得られる経験・感情・行動まで含めてデザインをするスキルのことです。
UI・UXのスキルを持っている人は意外と少なく、一方で企業からのニーズは高いです。
私は転職市場の各企業の情報も把握していますが、例えばWeb系大手のリクルートの採用においても、UI・UXデザイナーは重宝されていたりしますね。そして人員は足りていません。
KEI
こういった大手企業ですら、UI・UXデザイナーを確保できていなかったりするので、UI・UXスキルを習得すると、希少性の高いデザイナーになることができますよ。
UI・UXデザインを学ぶ場合は、UI/UXデザインスクールで学ぶことがおすすめです。
WebデザイナーとUI・UXデザイナーの違いは以下記事でわかりやすくまとめていますので、参考にしてみてください。
Webデザイナーはスキルの掛け合わせがしやすいので、裏を返せば生き残りやすい
- Webデザイン x マーケティングスキル
- Webデザイン x UI・UX設計スキル
このように、Webデザインはスキルの掛け合わせがしやすいです。
Webデザイン単体だと将来性は不安だけど、裏を返せば、スキルをかけ合わせれば、かなり安定するスキルでもあるんですよね。
KEI
そういう観点で、いまWebデザイナーの人は悲観的になる必要はなく、新しいスキルを広げていくことに尽力すべきだと感じます。
これからWebの仕事を始めたい初心者にも、Webデザインは最初の一歩に最適
これからWebデザインを学びたい人は、WebデザインはITやWebの登竜門としても最適です。
Webデザインをまず学べば、Webサイト制作やデザインで月5〜10万円の収入を得ることもできますし、その後はマーケティングを学んでいけば、将来まで仕事に困らない「市場価値の高い人材」になることもできます。
例えば、Webデザインに先ほどのスキルを掛け合わせると、以下のように「Webディレクター」や「Webプロデューサー」へのキャリアルートも存在します。
- 「Webデザイン」 x 「マーケティング・UI・UXスキル」 ⇨ WebディレクターやWebプロデューサー
KEI
こういったルートも目指せるのが、Webデザインの良さですね。そういう意味でも、個人的にはWebデザインの仕事は可能性に満ちていると思います。
Webデザインの経験がまだない方は、まずは前述したWebデザインスクールなどを活用しながら、土台作りからスタートがおすすめです。
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まとめ
記事の内容をまとめます。
- 【現状】海外・国内ともにWebデザインの需要は底堅い
- 【将来】Webデザイン単体の仕事は、今後は需要が減っていくと予想できる
- 【生存戦略】Webデザイナーとして生き残るためにはマーケティングスキルとUI/UXスキルを身につけるべき
- Webデザイナーはスキルの掛け合わせができるので、裏を返せば生き残りやすい
- これからWebの仕事を始めたい初心者にも、最初の一歩としてWebデザインはおすすめ!
Webデザイナーは海外・国内とも需要が高いものの、今後Webデザイン単体の仕事が減っていくと予想できます。
それでも、Webデザインと他のスキルを組み合わせれば、これからも需要の高いWebデザイナーでい続けられるでしょう。
何より、仮に需要が減ったとしても、Webデザインを学べば、在宅で月5〜10万円などは今後も稼ぐことはできます。個人で食べていく分には今後も困らないと思いますよ。
KEI
私自身は未経験からWebデザイナーになりましたが、結論、Webデザイナーになって本当によかったです。
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Webデザインは人生が圧倒的に生きやすくなるスキルです。だからこそ、Webデザインを学ぶか迷っているなら、まずは3ヶ月など期間を決めて学んでみることをおすすめしたいです。
KEI
Webデザインという手に職を一つ持っているだけでも、選べる人生の選択肢は間違いなく増えますよ!
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今回は現役デザイナーの私の見解も多く含んだ記事になりますが、Webデザイナーの将来性をより客観的に知りたい方は「Webデザイナーの仕事内容・将来性を解説!やめとけと言われる理由は将来性がないから?| プログラマカレッジ」も参考になります。よければチェックしてみてくださいね。